薄花色の休み時間

美術館とか、本とか、映画とか。愛しているものたちについて。

2017-01-01から1年間の記事一覧

私たちは誰もセーラームーンになれない①

小さい頃、セーラームーンが大好きだったけど、正直どんな話だったのかよく覚えてない。と言う人は結構いるんじゃないか。 この歳になって読んでみるとまた違った意味で面白いし、とにかくぶっ飛んだストーリーであったから、今更だけどオススメしたい。 美…

今日マチ子をもっと読みたい

今回は備忘録に近い。だらだらと書く。 COCOON 作者: 今日マチ子 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日: 2010/08/05 メディア: コミック 購入: 6人 クリック: 141回 この商品を含むブログ (43件) を見る やっぱり今日マチ子で一番インパクトがあるのは「cocoon…

西加奈子「きりこについて」を読み終わったら「我輩は猫である」を読みたくなった

「楽しい読書したな〜!」っていうさっぱりした良い読後感が味わえた1冊。 きりこについて (角川文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2011/10/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (15件) を見る 今や…

児童文学「緑色の休み時間」とZONE「secret base 〜君がくれたもの〜」に思いを馳せる

小学生(中〜高学年)くらいの成長物語って、美しいよねという話。 緑色の休み時間―広太のイギリス旅行 (わくわくライブラリー) 作者: 三輪裕子,いせひでこ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1988/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る イ…

窪美澄「アカガミ」を読んだら「茶色の朝」を思い出した

窪美澄「アカガミ」を読んだので思ったことを書く。 アカガミ 作者: 窪美澄 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/04/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る まずはじめに言いたいのは、 この小説を「少子化問題」や「若者の引きこもり」…