薄花色の休み時間

美術館とか、本とか、映画とか。愛しているものたちについて。

2016-01-01から1年間の記事一覧

西加奈子「うつくしい人」を読み、そして「伊豆の踊子」へ

西加奈子「うつくしい人」を読みました。 うつくしい人 (幻冬舎文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/08/04 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る 読むのは今回2回目で、1回目に読んだ時は「主人公の闇…

箱庭的幸福/エッシャー展に寄せて

なんともなしに行ったエッシャー展が素晴らしかったので書きます。 エッシャー展~視覚の魔術師~ (横浜そごう美術館。名前のまんま、横浜駅から直通のそごうにあります。) 私のエッシャーの認識としては「だまし絵描いてる人」程度のものでしたが 今回の…

じん(自然の敵P)「カゲロウデイズ」と萩尾望都「酔夢」が似てる

二つの共通点について書きます。 まず、カゲロウデイズは所謂ボカロ曲です。 結構有名だから知らない人も聴いてみたらいいと思う。 【初音ミク】カゲロウデイズ(歌詞付き) 本家の動画じゃないようですが、こっちのほうが状況が分かりやすいので。 (余談で…

スピッツの「醒めない」を聞いた

醒めない スピッツの新アルバム出ましたね。 iTunesで少しずつ曲を落としてちまちま楽しみたいと思っています。 というわけで一曲目しか落としていないのですが、「醒めない」、いいなぁ。はあ〜 私の中で聴いていて一番初めに思い出したのは神聖かまってち…

GLIM SPANKYの「大人になったら」がしびれる

最近毎日聞いてる一曲。 youtu.be 自分達がやっていこうとしている音楽に対する決意表明のような歌。 相手に投げかけるような言葉ですが、その言葉一つ一つがむしろ反対に歌っている側が何に強い執着があるのかわかる、そんな歌。 GLIM SPANKYのルーツは60…

三島由紀夫「潮騒」と米津玄師「海と山椒魚」が合う

三島由紀夫の「潮騒」を読みました。以下感想。 潮騒 (新潮文庫) 作者: 三島由紀夫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/10 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 90回 この商品を含むブログ (181件) を見る とにかく読んでいて、幸福な気持ちにさせられる…