じん(自然の敵P)「カゲロウデイズ」と萩尾望都「酔夢」が似てる
二つの共通点について書きます。
まず、カゲロウデイズは所謂ボカロ曲です。
結構有名だから知らない人も聴いてみたらいいと思う。
本家の動画じゃないようですが、こっちのほうが状況が分かりやすいので。
(余談ですが歌い手りぶの「歌ってみた」もおすすめ)
非常に不思議な世界観ですが、萩尾望都の漫画にも似たようなのが。
こちらに収録されている「酔夢(すいむ)」です。
21Pくらいの短編なのでどこまで有名なのかは知らないのですが
知らない人のためにあらすじを。
※※※
前世。占い師は姫に告げる。
「心を告げるいとまもなく あなたはその人の足もとで うつぶせで死ぬだろう」
そしてその通りになってしまう。
生まれ変わった未来ではお姫様は男(正確には両性具有)に生まれ変わっていた。
過去と少しだけ状況が違うためか、2人はつかぬ間心を通わせることができる。
過去の運命を止めようと男は夢を遡り過去へ行く。
しかし、運命を阻止しようとして、運命が逆転する。
過去では姫が生き残り、未来でも今まさに男が死のうとしている。
占い師の声が聞こえる
「その男はあんたの足もとで あおむけで死ぬだろう」
※※※
おわり。
書いててつらくなってきた。ぜひ漫画で全部読んでみてほしい作品です。
というわけで2つの話はこう。
「ある(運命づけられた)男女は、何回目覚めても(何度生まれ変わっても)
女性が死に、男性が生き残る。結ばれることはない」
↓
「運命を変えようと男が動く」
↓
「女性の死は免れるが今度は男性が死ぬ(また繰り返す)」
どちらも話はここで終わるわけですが、これにそもそも元ネタって何か
ある気もするんだけどどうなんだろう。気になる。
ネットのコメントで「2人一緒に死んだら何か変わるんじゃ」という考察が
されていて興味深いと思いました。
やっぱりオチはないけど今日はここまで。